過去

浴びるようにパチスロを打ちまくった頃のことはやっぱり私の中で美化されていて、良き思い出として郷愁と共に思い起こすことが多いのだけど、こうやってカタギに戻っていざ昔話を書こうと思ってもあの頃のWebpageのように緊迫感をともなった文章はもう書けなくなってしまった。

そんな私に今でも時折執筆依頼は来るのだけど、基本的にはお断りしている。あの頃の文章はやはりあの頃でしか書けなかけないのだと思う。まああの頃も執筆依頼は殆ど断ってきたのだけど。

先ほどあの頃の知人から電話があった、カタギに戻ると。あの頃私と一緒にしのぎを削った知人達のうち本職として生き残っているのは妄想小僧一人になってしまったようだ。同じ狩場でしのぎを削るもの同士、ライバルでもなくかといって友人でもなくただの顔見知りもしくは人のしのぎを邪魔する鬱陶しい奴でしかなかったのだけど、あの頃を共有した者同士という連帯感みたいなものは不思議と感じてしまうんだよな。

まあ、お互い元気でやろうよ。